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インフルエンザ解熱後もだるい・倦怠感が治らない。対処法は?いつまで続く?

2023年11月22日

「インフルエンザにかかったあと、解熱後もだるさや倦怠感が治らない」
「インフルエンザの解熱後、ふらふらしたり、めまいがしたりする」

こうしたインフルエンザの解熱後の不調にお悩みではありませんか?今回は、インフルエンザの解熱後もだるさや倦怠感が治らない原因や対処法、そして、いつまでだるさが続くかの目安について解説します。

インフルエンザ解熱後もだるいのはなぜ?いつまで続く?

インフルエンザの解熱後にだるさや倦怠感が続く理由は、発熱によって負担がかかった状態から身体が回復していないためです。くわしく解説しましょう。

インフルエンザに感染すると、38℃以上の発熱や頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感などの症状が比較的急速にあらわれます。医療機関を受診する目安は、発症から12時間以降、48時間以内とされています。このタイミングに医療機関で検査を受けてインフルエンザと診断された場合、医師の慎重な判断に基づき抗インフルエンザ薬が投与されます。

抗インフルエンザウイルス薬を発症から48時間以内に服用すると、発熱期間は通常1~2日間短縮されます。こうした治療によって熱が下がると「もうインフルエンザが治った、元気になった」と判断して、通常通りの生活に戻ろうとする方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、これはあくまで解熱したに過ぎず、インフルエンザによって大きな負担をかけられた身体を回復させるには、さらに時間が必要なのです。

解熱後のだるさ・倦怠感はいつまで続く?

個人差はあるものの、インフルエンザに感染したら解熱後も1週間、長ければ2週間くらいだるさや倦怠感が続く可能性があります。また、人によってはインフルエンザの解熱後もだるさや倦怠感にともない、ふらふらしたり、めまいが生じたりすることもあります。

インフルエンザ解熱後もだるい・倦怠感が続く際の対処法

インフルエンザの解熱後もだるい、倦怠感が治らないときの対処法は、身体が回復するまで十分な休養をとることです。

そもそも、インフルエンザで熱が出るのは、身体の免疫機能がウイルスと戦ったためです。ウイルスと戦った身体を休めるためと考えて、解熱もしばらくは無理をせずに休養をとるようにしましょう。

なお、子どもの登校や登園については「発症した後5日経過し、かつ、解熱した翌日から2日後(幼児にあっては3日)を経過するまで」は、出席停止することが学校保健安全法にて規定されています。

大人の場合はこうした法律上の規定はありませんが、それでも解熱した翌日から最低2日間は自宅で療養するのが望ましいとされています。

解熱後の休養で心がけることは?

インフルエンザの解熱後に休養をとる際は、次のポイントを意識すると良いでしょう。

【1】食事は消化の良いもの(おかゆ、うどんなど)を選ぶ。
【2】ビタミンやミネラルもしっかり補給する。
【3】お風呂は体力的に問題なさそうであれば入る(長風呂や極端に熱い湯は避ける)。
【4】解熱後も処方された抗インフルエンザウイルス薬は最後まで服用する。
【5】こまめな水分補給を心がける(お茶やスープなど飲みたいもので構いません)。
【6】睡眠を十分にとること。
【7】飲酒や喫煙は控えること。

インフルエンザ解熱後も感染力は残っている

一般的に、インフルエンザ発症前日から発症後3~7日間は鼻やのどからウイルスを排出するとされています。排出されるウイルス量は解熱とともに減少しますが、解熱後もウイルスを排出すると考えられています。

周囲に感染を広げないためにも、解熱後も不要な外出を避けて自宅で療養することが望ましいといえるでしょう。あわせて、解熱後も感染を広げない工夫を継続することが大切です。

【インフルエンザ感染を広げない工夫】

・咳やくしゃみが続くときは不織布製マスクを着用する
・マスクがないときは、ティッシュや腕の内側などで口と鼻を覆って咳やくしゃみをする(顔を他の人に向けない)
・手のひらで咳やくしゃみを受け止めたときはすぐに手を洗う
・鼻水や痰などを含んだティッシュは、すぐにゴミ箱へ捨てる

例年より早くインフルエンザが流行しています

日本では、例年12月~3月がインフルエンザの流行シーズンとなっています。しかし、2023年(令和5)2月中旬以降は、直近5年間の同時期と比較して多い状態で推移しており、流行時期が例年より早まると考えられています。

秋田県の場合はどうなのでしょうか?秋田県感染症情報センターによると、2023年11月6日~11月12日の時点で、秋田県におけるインフルエンザの発生規模が注意報レベルを超えていると報告されています。今後さらに流行が拡大するおそれがあるので、こまめな手洗いや消毒、咳エチケットなどで感染防止を心がけましょう。

65歳以上の高齢者や乳幼児、妊婦、持病(腎機能障害、糖尿病など)がある方は重症化しやすいため、特に注意が必要です。

参考:秋田県感染症情報センター
http://idsc.pref.akita.jp/kss/top.asp

解熱後もだるい・倦怠感が続くときは医師へ相談を

インフルエンザで解熱後もだるさや倦怠感が続くのは、ウイルスと戦った身体が回復するまでに時間がかかるためです。そのため、解熱後もしばらくは自宅で療養をして様子を見るようにしましょう。

解熱後なかなか体調が戻らずに不安な場合や、つらい症状があらわれた場合は、医療機関を受診してください。仁井田ゆいクリニックは「仁井田のかかりつけ医」として、内科、消化器内科・循環器内科を中心に幅広く対応いたします。

患者さんおひとりおひとりの困りごとやお悩みに向き合ってまいりますので、まずは当院までお気軽にご相談ください。